先月下旬より、くしゃみ・鼻水・目の痒みを訴えて来院される方が増えています。スギ花粉の季節が始まったようです。症状がひどくなる前に予防薬の内服を開始しましょう。当院でも点眼薬や点鼻薬も処方可能です。
当院周辺でも2月中旬からこどもの新型コロナウイルス感染者が増えています。ピークは過ぎたようにもみえますが、まだまだ高いレベルで続いています。感染を否定できない場合は、駐車場での車対応としています。必要がある場合は検査(PCRや抗原検査)を実施しています。診察の待ち時間が長くなりますが、ご容赦下さい。
今月下旬から岩沼市でも、5~11歳の子どもへの新型コロナワクチン接種が始まります。岩沼市では、個別接種と集団接種の両方で対応するようです。基礎疾患のある子どもへは接種を推奨します。基礎疾患のない健康な子どもは、接種のメリットとデメリットを考えて、接種をどうするか決めてください。参考資料は院内に置いてあります。
日本脳炎ワクチンが供給不足のため、2月末から予約を停止しています。今後の入荷状況を見ながら予約可能にしていきますが、当面は制限付きの予約受付になりそうです。当院ホームページ等で情報提供いたします。
県内における新型コロナウイルス感染者数は緩やかな減少傾向ですが、小児患者の割合は増えています。今まで小児は感染しても無症状か軽症だと言われてきましたが、感染者が増えるにつれて、入院治療を要するような場合も増えています。高熱で熱性けいれんを起こしたり、喉の痛みが強く、飲食できないため入院して点滴したり、クループ症状で呼吸が苦しくなる場合もあるようです。小児でも感染すると具合が悪くなることがある、と認識しましょう。
前回も書きましたが、接種のメリットとデメリットを考えて、接種をどうするか決めてください。小児でも発症予防効果や重症化予防効果が報告されています。オミクロン株に対してどのくらいの効果があるのか不明なところはありますが、小児でも入院治療が必要なケースが増えていることを考えると、接種のメリットは大きいと思います。接種の副反応や長期的な影響が不明な点などのデメリットと天秤にかけて判断してください(mRNAには長期的な影響はないだろうと言われています)。日本小児科学会や小児科医会も、以前より接種を推奨する方向に動いています。
<お詫び>3月下旬に院長の体調不良のため、長期に休診させていただきました。皆様には多大なご迷惑とご心配をおかけして、大変申し訳なく思っております。幸い現在体調は問題ない状態です。またよろしくお願いいたします。ちなみにコロナ感染ではなかったようです。
だんだん気温も上がり暑い日も増えてきました。これからの季節は熱中症に注意する必要があります。暑い中マスクをしていると、熱中症のリスクが高まりますが、最近になり国はマスクの着用について緩和する方針を出しました。屋外では2m以上距離が確保できる場合や、距離は確保できなくとも会話がほとんどない場合は、マスク必要なしとしています。屋内では人との距離が確保でき、会話をほとんど行わない場合はマスク必要なしです。就学児についても同様です。ただし、高齢の方と会う時や病院に行くときは、マスクを着用しましょう。2歳以上の就学前の子どもは、他者との距離にかかわらず、マスク着用を一律には求めていません。マスクを着用する場合は、保護者や周りの大人が子どもの体調に十分注意しましょう。また、2歳未満についてはマスクの着用は推奨していません。
当院は休診日や診療時間外は電話対応していません。お電話いただいても通じませんのでご了承ください。夜間の相談は#8000(安心コール)をご利用ください。夜間、休日のこどもの体調の悪化で受診したい場合は、仙台市立病院1階にあるこども急病診療所をご利用ください。
子どもの健康を守るためには病気のケアも大切ですが、事故に注意することも忘れてはいけません。事故の多くは予防できます。子どもの安全を守りましょう。
1)乳幼児突然死症候群(SIDS):何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至る原因のわからない病気です。ただ、仰向け寝、できるだけ母乳で育てること、妊婦や周囲の家族の禁煙がリスクを下げると言われています。
2)添い寝による窒息:添い寝により窒息した乳児が、最近県内で3例続けて発生したようです。母親以外でも兄弟など家族との添い寝で事故が起こっています。十分注意してください。
3)異物誤飲:乳幼児はなんでも口に入れます。硬貨、ネジ、おもちゃのかけら、化粧品、洗剤、タバコ、ボタン電池、磁石などです。ボタン電池や、磁石を2つ以上飲んだ場合は要注意です。
4)転落、頭部打撲:抱っこしている状態から転落したり、ベッドや椅子、階段から転落することがあります。また、家具などによる頭部打撲も多いです。
5)水の事故:プールやお風呂では、子どもから目を離さないようにしましょう。
6)交通事故:どの年代でも見られますが、特に幼稚園や小学校低学年の子どもたちは遊びに夢中になると周りが見えません。保護者と一緒の時は手を繋ぎましょう。車に同乗する時は、必ずシートベルトやチャイルドシートを使用しましょう。自転車での事故も増えています。
先月から新型コロナウイルス感染症が爆発的に流行しており、小児の感染者もかなり多い状況です。外来にも多数の発熱患者さんが来院され検査などを行っていますが、ずいぶんと待ち時間が発生している状況です。また、早い時間で診療可能人数を超え、受診をお断りすることも多々あります。ご迷惑をおかけしていますが、ご理解ください。県内ではクリニックレベルだけでなく、2次医療、3次医療を担当する病院も逼迫しています。小児のコロナ患者の多くは軽症ですが、患者数が増えると、入院が必要な小児の数も多くなっています。けいれん重責、脱水症状、呼吸困難などが主な入院理由です。現在は病院のコロナ病床もほぼ満床の状態で、通常の医療まで制限がかかっています。コロナかどうかにかかわらず、救急車を要請してもすぐには搬送先が決まらない状況が続いています。このような状況をご理解いただき、感染防止対策を徹底してお過ごしください。「行動制限なし」は、「感染防止対策なし」ということではありません。みんなで協力して宮城県の小児医療を守っていきましょう。
5歳以上で新型コロナワクチンが接種可能となっていますが、全国的な接種率は20%前後です。こどもは罹っても軽いし、それに比べてワクチンの副反応が心配だから接種しない、という選択をされているのだと思います。しかし、こどもの副反応は大人に比べとても軽いこと、感染予防効果は低いかもしれませんが、宮城県で入院となる小児の多くがワクチン未接種であること、などがわかってきました。ぜひワクチンを接種して重症化を防ぎましょう。過去2年はRSウイルスやアデノウイルス、インフルエンザなどの流行がありませんでしたが、今年はさまざまな感染症が発生しており、インフルエンザの流行も危惧されます。ワクチンがあるものは接種しておいた方が良いと思います。
9月1日で、いたのこどもクリニックも開院12周年を迎えました。いろいろなことがありましたが、おかげさまでなんとか継続することができました。今後も当院のモットーである「こどもも親も元気になるクリニック」を目指していきます。引き続きよろしくお願い申し上げます。
9月9日(金)よりインフルエンザワクチンの予約を開始します。通常の予防接種を予約しているドクターキューブ予約システムからの予約になります。接種は10月14日(金)からスタートします。詳細は当院ホームページや院内の案内をご覧ください。
宮城県では県内に住所があり、重症化リスクのない2歳以上65歳未満の症状が軽度の方は、新型コロナ検査キットを県から郵送してもらうか、体外診断用医薬品と書かれた抗原キットで自己検査し、陽性者登録センターに自ら登録可能となりました。詳細は宮城県のホームページでご確認ください。右のQRコードからアクセスできます。
9月2日より、高齢者や重症化リスクのある方などだけ保健所への届出となります。その他の方は保健所から連絡は来ません。悪化時は陽性者サポートセンターへ相談する仕組みとなりました。詳細は診断時に説明いたします。ホームページもご覧ください。
最近は普段の診療でよく使用する薬剤の不足が多くなってきています。アレルギー薬、痰切り、熱冷ましなどが主なものです。とりわけ熱冷ましの座薬に関しては危機的状況です。9月末現在で、在庫がほとんどありません。注文しても入ってこない状況で、いつ入るかも未定だそうです。どこの薬局も似たような状況です。そこで、苦肉の策として、座薬がない場合は粉かシロップで処方することにしました。申し訳ございませんが、ご理解とご協力よろしくお願いいたします。
9月9日(金)よりインフルエンザワクチンの予約が始まりました。通常の予防接種を予約しているドクターキューブ予約システムからの予約になります。接種は10月14日(金)からスタートします。まだ予約枠に余裕がありますが、一気に混雑することもあります。希望者はお早めに予約してください。インフルエンザワクチンが始まる10月14日(金)からは、年内の金曜日午後の外来はワクチン接種のため休診となります。詳細は当院ホームページや院内の案内をご覧ください。
宮城県内のコロナ患者は減少傾向です。当院でもコロナ陽性患者はかなり減りました。しかし、発熱を訴えて来院する子どもたちは大変多い状況で、その多くでコロナ検査を実施しています。受診希望者も多く、朝の受付前にはWEB問診の入力をストップする事態となっています。電話がつながらない状況になったり、朝早くきても2~4時間待ちになることもあります。どうすればよいか試行錯誤で対応しているのですが、どうにもなりません。受診希望をお断りしたり、受付を早めに終了したりするのは心苦しいのですが、予防接種や健診の時間確保も必要です。どうぞご理解ください。
感染爆発となった第7波も落ち着いてきましたが、10月下旬より再び感染者数が増加傾向となってきました。現在の流行はオミクロン株(BA5)がほとんどですが、新たな変異ウイルスも確認されており、今後の流行が懸念されます。感染すれば小児でも高熱がでたり、熱性けいれん、脱水になることがあり、重症化し入院する場合もあります。すでに大勢の方がコロナに罹患していますが、大流行を防ぐためには多くの子どもたちがワクチン接種することが望まれます。小児でもワクチンの効果は期待できますので、積極的に接種することをお勧めします。5歳〜11歳の3回目接種は始まっており、11月下旬からは岩沼市でも生後6ヶ月〜4歳のワクチン接種も開始されます。まもなく岩沼市を通して予約が始まります。当院も接種医療機関になっています。なお、インフルエンザワクチンとコロナワクチンの接種間隔には縛りはありませんが、インフルエンザワクチン以外は、コロナワクチン接種の前後13日間は接種できません。特に必要なワクチン接種が多い低年齢の子どもたちには注意が必要です。冬場でも換気を徹底し、基本的な感染予防対策は今後も継続していきましょう。
10月14日(金)よりインフルエンザワクチン接種を実施しています。今シーズンはコロナとインフルエンザの同時流行も懸念されています。両方同時に感染すると症状が重くなる恐れもあります。インフルエンザワクチンを接種しても感染を完全に予防することはできませんが、少しでも重症化を防ぐために接種しましょう。当院ではまだ予約可能です。
毎日診療を希望される方が大勢来院されます。しかし、診療可能人数には限界がありますので、希望者全員を受け付けることができない状態が続いています。ご不便、ご迷惑をおかけして申し訳ございません。早めに受付を終了しているので、多くの方が受付開始前に早くから外で並んでいます。この状態を改善するために、12月13日(火)から、ネットで順番取りができるシステムを導入することにしました。これにより、早くから並ぶことなく自宅で順番取りができるようになります。ただ、すぐに予約枠が埋まってしまうことが予想されますので、その場合はご容赦ください。予約なしで直接来院された場合は、原則受付できません。状況により受け付けることもありますが、順番はかなり後になります。できるだけ予約してから来院ください。詳細につきましては、別にご案内いたします。皆様のご協力、よろしくお願いいたします。
予約を取った上で、現在コロナに感染している方、家族にコロナ感染者がいる方は、クリニック駐車場に着いてからお電話ください。それ以外の方はクリニック受付で受付します。また、何度もお伝えしていますが、WEB問診入力は予約ではありません。入力しても予約がないと受付できませんのでご注意ください。
当院では、通常のワクチンに加えて、インフルエンザ、5歳~11歳のコロナ、4歳以下のコロナワクチンを接種しています。そのため、通常のワクチン枠が減り予約が取りにくい状況が続き、ご迷惑をおかけしています。予約は1ヶ月先までしか取れませんのでご了承ください。