子どもは大人の想定外の行動をとります。子どもの周りには危険がいっぱいあるのです。家庭内にも多いですよ。子ども目線でチェックしてみてください。たとえば、階段からの転落、テーブルの角で頭を打つ、やけど、異物誤飲などがあります。また、夏は水の事故に特に注意です。プールや海だけでなく、川や用水路、さらには家庭のお風呂でも事故は起きます。十分に注意して、楽しい夏を過ごしましょう。
今月から、一般診療の予約時間枠を一部変更します。12時の予約枠を撤廃し、15時45分の予約枠を復活させます。午前中の診察希望の場合は、予約の有無にかかわらず12時までには受付してください。
先月から手足口病が大流行しています。保育園単位で流行のピークが若干ずれていますが、岩沼、亘理周辺地域としてはずっと流行している状態です。手足口病は数種類の夏風邪のウイルスが原因で発症しますが、潜伏期は3~6日と言われています。
<感染経路>くしゃみや咳による飛沫感染、皮膚や粘膜などの接触による感染、感染者の便に含まれていたウイルスが、他者の口に入ることで感染する糞口感染の3つの経路があります。<症状>水疱性の発疹が手のひら、足のうら、かかと周り、膝周り、おしりなどを中心に現れます。また、口内炎も多発することが多く、痛くて食事がとれないこともあります。発熱は軽度のことが多いですが、3人に1人ぐらいは高熱が先にでて、遅れて水疱が出現するパターンをとることがあります。
<治療>ワクチンや特効薬はなく、対症療法になります。
<登園について>手足口病は感染する病気ですが、法律上は登園停止が必要な病気にはなっていません。なぜでしょうか?それは、患者を登園停止にしても流行の阻止にはならないからです。唾液へのウイルス排泄は1週間程度ですが、その後も1~2週間は呼吸器からウイルスが排出されます。また、便に至っては1か月程度もウイルスが出ているのです。1か月休めるなら話は別ですが、現実的には発熱がなく、普段の食事ができれば登園可として取り扱います。ただし、プールは口内炎や手足の水疱がなくなるまで控えてください。
早いもので、平成22年9月1日に開院して5年が経ちました。おかげさまで、岩沼を始め、亘理、名取、その他の地域からも多くの皆様に来院していただいております。本当にありがとうございます。皆様のご期待に応えられるよう、これからもスタッフ一同頑張ってまいりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
インフルエンザワクチンの予約開始は9月24日(木)、接種開始は10月20日(火)を予定しています。詳細は決まり次第連絡いたします。なお、今年も予約はパソコンやケータイからのWEB予約となります。通常の診療予約とは全く別ですのでお間違えのないようにしてください。今年からインフルエンザワクチンの中身が変わります。昨年までのワクチンには、Aソ連型、A香港型、B型の3つのインフルエンザの型に対するワクチンが含まれていました。しかし、今年からはB型に2つのタイプのワクチンが入ります。つまり、A型2種類、B型2種類の4つの型を含んだワクチンになります。これによりB型インフルエンザに対しての予防効果の向上が期待されます。自分のためはもちろん、周囲の人々のためにもワクチンを接種しましょう。ただし、現在のワクチンには限界もあります。“ワクチン接種すれば絶対にインフルエンザにかからない”というものではありません。接種してもかかってしまう人も大勢います。インフルエンザワクチンだけでなく、手洗い、うがいを励行し、体調管理に気をつけて総合的にインフルエンザを予防しましょう。
最近は朝晩かなり涼しくなってきました。今は季節の変わり目ですが、この時期は喘息発作が好発します。さらに、様々な風邪のウイルスも流行しており、風邪がきっかけとなり発作が起きることも多くみられます。実際、外来でも喘息が悪化して来院されるケースが増加しています。普段は症状が安定している場合でも、急に悪化する場合もあるので十分注意しましょう。朝晩の咳き込みや呼吸苦がある場合は、早めに外来受診するように心がけましょう。
現在インフルエンザワクチンの予約を受け付けています。接種開始は10月20日(火)です。今年も予約はパソコンやケータイからのWEB予約となります。通常の診療予約とは全く別ですのでお間違えのないようにしてください。インフルエンザ以外のワクチンとの同時接種も可能です。その場合に限り、来院時や電話でも予約可能です。ただし、通常のワクチン接種時間帯での予約に限ります。
現在インフルエンザワクチンの接種をしています。かなり予約でいっぱいになっていますので、希望者は早めに予約してください。予約はパソコンやケータイからのWEB予約となります。ただし、他のワクチンと同時接種する場合は、電話や来院時に予約をお取りします。
このウイルスについては報道などで聞いている方もいるかもしれません。もともとエンテロウイルスは夏風邪のウイルスで、胃腸炎などの原因となるウイルスです。しかし、このウイルスが原因で喘息発作のような症状が起きることが多く見られるのです。特に今年は全国的に見て例年より多いようで、RSウイルス感染症と似た症状が出ます。そのなかで、からだの麻痺を伴う例が出ていることがトピックスになっています。決して罹患すれば全員に麻痺が起きるわけではありませんので、それほど心配することはないと思われます。しかし、詳しい因果関係はわかっていません。また、このウイルス以外でもこどもの風邪症状に伴い、麻痺症状が出現する例が報告されていることが問題となっています。このウイルスは普通の外来では検査できません。宮城県では報告がないので詳細は不明です。過度に心配する必要はありませんので、安心してお過ごし下さい。ただし、風邪をひいてから体の力が入らず、手足がだらんとしているようなことがありましたらご相談下さい。
12月~3月までの土曜日の午後6時~9時の間、名取市休日夜間急患センターで小児科診療が行われます。名取、岩沼の開業小児科医が中心となり、交代で診療いたします。曜日や時間の制約はありますが、どうぞご利用ください。なお、日曜、祝祭日は今まで通り日中の時間帯(午前9時~12時、午後1時30分~4時30分)のみ小児科対応しています。
名取市下余田鹿島43
TEL 022-384-0001
12月で予約システムでの予約は終了とします。ただし、2回目が年内に接種出来なかった場合には、来年1月いっぱいまで予約を受け付けます(電話や来院時に予約できます)。
平成28年がスタートしました。昨年は多方面でとても忙しい年でしたが、今年はどんな年になるでしょうか?今年は申年です。“見る”、“言う”、“聞く”ことのバランスを良く考えた言動を心がけたいと思います。地域に根ざしたクリニックになるようにスタッフ一同頑張っていきますので、今年もよろしくお願いいたします。
1月9日(土)より当院の住所表記は下記の通り変更されます。ご注意ください。
〒989-2429 岩沼市恵み野 1-7-6
今シーズンはインフルエンザの流行が遅れていました。しかし、1月下旬より宮城県内でも患者数が増加して、いよいよ流行期に突入しました。2月上旬現在A型が流行の主流ですが、B型も発生しています。学級閉鎖のところもでていますので、これから先は本格的な流行に十分注意しましょう。インフルエンザは飛沫感染が主体です。マスク着用で感染予防しましょう。感染した人のくしゃみからは大量のウイルスが放出され、約2m先まで飛び散ります。感染している人は、他人に感染させないためにもマスク着用が求められます。これが“咳エチケット”です。また、ウイルスの付着した手を、口や鼻に持っていくことによっても感染します(経口感染)。手洗いがとても重要なことがわかりますね。
ワクチン不足により、B型肝炎と日本脳炎ワクチンの予約を制限していましたが、ワクチンの確保ができましたので予約を再開いたします。接種を希望されていた皆様には、大変ご迷惑をおかけしました。ご希望の方は来院時または予約専用電話にて予約してください。よろしくお願いします。B型肝炎ワクチンは今年の4月から定期接種になるはずでしたが、ワクチン不足のあおりで定期接種化が10月以降に延期されました。当面は任意接種なので有料です。しかし、必要なワクチンに変わりはありません。肝炎予防だけでなく、将来的な肝癌予防効果も期待されます。ぜひ接種しましょう。
月からインフルエンザの流行が続いています。A型、B型ともに流行していますが、現在ではB型が主流です。今シーズンは小学生が流行の中心で、学級閉鎖も続出している状況です。症状からはA型とB型の区別はつきません。どちらも頭痛、発熱、咳、だるさなどの症状がでます。中には胃腸炎のようにお腹が痛くなる場合もあります。必ずしも高熱というのではなく、微熱でもインフルエンザのことがあります。また、解熱後に咳がひどくなるケースが目立ちます。
インフルエンザ流行の影響で、外来が大変混雑しています。予約をしていても2時間以上お待たせすることもあります。本当に申し訳なく思うのですが、どうしようもありません。どうぞ、現状を理解した上で予約してください。なお、受付後に自家用車で待つことも可能です。順番が近づいたら電話連絡いたします。
4月になり新年度が始まりました。気持ちも新鮮になってきますね。そこで、岩沼市民の方に朗報があります。4月1日よりロタウイルスワクチンを接種する乳児に対して、岩沼市助成事業が開始されました。ロタウイルスは乳児に激しい嘔吐下痢の症状を引き起こす感染性胃腸炎の原因ウイルスです。点滴や入院することもしばしば見られます。この病気に対してロタウイルスワクチンは非常に有効です。現在は任意接種ですが、接種している乳児はロタウイルス胃腸炎にほとんど罹患していません。罹っても軽症の場合が多いです。ロタウイルスワクチンは2回接種と3回接種の2種類ありますが、どちらも合計で約3万円とかなり高価なワクチンです。それでも、この有効性のために多くの若い親たちも赤ちゃんに接種させています。当院でも50%の保護者が接種を希望しています。昨年、この現状を岩沼市長に伝え助成をお願いしたところ、今回の助成が実現しました。助成は1回目の接種時に対してのみ、1万円を上限として実施されます。窓口では1万円を超える金額だけ支払います。2回目以降は通常の料金です。この制度には特例措置が設けられています。3月31日以前に1回目を接種した乳児でも、4月1日以降に2回目または3回目を接種する場合、さかのぼって1回目の接種料金に対して1万円が戻ってきます。この申請手続きは「広報いわぬま」をご覧になるか、岩沼市役所、当院スタッフにお尋ねください。ただ、この助成事業は岩沼市に住所がある方のみが対象です。他の市町村にお住いの方は対象となりませんのでご注意ください。