おおむね6歳以上で週に何回かおねしょをする場合を夜尿症と言います。おねしょは年齢とともに治っていくので自然に治るのを待っていてもよいのですが、小学校に入ると学校行事などでお泊りがあるので問題となります。子どもや親のストレスもかなり大きくなります。なんとか早く治したいですね。夜に水分を控える、寝る前にトイレに行くなどの生活指導でも改善ない場合は薬を使ってもよいと思います。夜の尿量を少なくするタイプのものやおしっこを我慢する力を強くするものなどがありますので、子どもにあった薬を処方します。なかには薬の効果がない場合もありますが、多くは夜尿の改善が見られます。どうぞ、気軽にご相談下さい。夜尿症で困っている方はかなり多いです。あなただけではありませんよ。
名取急患センターでは12月~3月までの土曜日、午後6時~9時の時間帯で小児科診療が実施されます。名取、岩沼地域の開業小児科医が交代で担当します。どうぞご利用ください。これ以外の時間帯は仙台市急患センターなどを受診してください。
11月から肺炎球菌ワクチンがパワーアップしました。肺炎球菌はたくさんの種類があるのですが、今までは7個をカバーしていました。それが13個に増えたので、より肺炎球菌感染症に対して有効になったのです。もうすでに定期接種として4回接種が終わっている方は、6歳未満であれば1回追加接種することができます。病気から守るためには接種が望ましいのですが、任意接種となるので有料です。希望の方は予約してください。
皆さんは漢方薬についてどう思いますか?「効かない」「苦くて飲めない」などと感じている方も多いと思いますが、症状や患者さんによっては大変有効な場合もあります。西洋薬は森の中で傷んだ木があるとすると、その木をターゲットにして効果を発揮します。これに対して漢方薬は、森全体の状態を改善して傷んだ木も治療するという考え方です。西洋薬と併用してうまく漢方薬を使うと、今まで以上の診療ができるかもしれません。ちょっと試してみませんか?
皆さんは漢方薬についてどう思いますか?「効かない」「苦くて飲めない」などと感じている方も多いと思いますが、症状や患者さんによっては大変有効な場合もあります。西洋薬は森の中で傷んだ木があるとすると、その木をターゲットにして効果を発揮します。これに対して漢方薬は、森全体の状態を改善して傷んだ木も治療するという考え方です。西洋薬と併用してうまく漢方薬を使うと、今まで以上の診療ができるかもしれません。ちょっと試してみませんか?
12月28日(土)午後~1月5日(日) 年末年始の休診です。
皆様、新年あけましておめでとうございます。震災から3年近くたち、岩沼市では復興へ向けて加速度的に事業が進んできました。今年は集団移転地に新住居や公営住宅が建設されることでしょう。当院も地域の中で皆様方に信頼されるように今後もがんばっていきたいと思います。今年は午年です。何事もウマくいくように願っています。今年もよろしくお願い申し上げます。
12月末でインフルエンザワクチンの専用サイトからのネット予約は終了しました。なお、当院で1回目の接種をして2回目がまだの方に限り、1月中は電話予約で受け付けます。通常のワクチン同様に予約してください。新規の予約はご遠慮下さい。
今シーズンはインフルエンザの流行開始が遅かったのですが、先月下旬から岩沼周辺でも流行が始まっています。市内ほとんどの保育所、幼稚園、小学校で患者が発生していますので、これからが本格的な流行となりそうです。今月いっぱいはインフルエンザに最大限注意してください。現在の流行はA型が主流ですが、一部ではB型も発生しています。すでにA型とB型の両方に罹った患者も出ています。B型の流行状況にも目が離せません。症状で多いのは急な発熱、頭痛、倦怠感、体の痛みなどです。数日して咳が多くなる傾向があります。診断には迅速キットを使います。いわゆる綿棒を鼻に入れて調べる検査です。これで反応が出ればインフルエンザです。しかし、反応が出ない場合でも完全に否定はできません。特に発熱後すぐに検査した場合は、インフルエンザでもまだウイルス量が少なく陰性となる場合があります。半日から1日経って検査したほうが信頼度は上がるので、2日続けて調べることもあります。診断されたら症状が軽い場合でも、熱が出た翌日から最低5日間は休む必要があります。流行を広げないようにしましょう。
MRワクチンは麻しんや風しんを予防するためのワクチンです。1歳代に1回接種して、小学校に入学する前の年度に2回目を接種します。今度の4月から小学校1年生になるこどもたちは、今年の3月末が接種期限です。忘れていませんか?2回接種することで予防効果を高めます。必ず接種しましょう。期限を過ぎますと、定期接種にはなりません。任意接種として1万円程度の実費がかかります。
なお、昨年全国的に大流行だった風疹は、現在落ち着いているようです。しかし、油断はしないで予防に努めましょう。妊娠を希望する女性や妊婦の配偶者は岩沼市の女性でMRワクチンを接種することができます。ただし、これも3月末までです。
当院外来では感染を極力防止するために、インフルエンザやその疑いのある方と発熱のない方の待つ場所を、可能な限り分離しています。ご協力お願いいたします。
4月になり新年度がスタートしました。入園、入学の季節ですね。今までと生活環境が変わる子ども達も多く、体調不良を起こしやすくなります。症状としては頭痛、腹痛、嘔気、疲労感などです。こんな時は生活リズムに狂いがないかどうかを見直してみましょう。人間は「早寝、早起き、朝ご飯」でからだのリズムを作ります。夜更かしをしたり朝食抜きになったりすると、リズムが崩れ体調不良が起こりやすくなります。生活リズムを整えて、元気に過ごしましょう!
院内のお知らせに示していたように、4月より消費税アップや診療報酬改定の影響などにより、自己負担のワクチン代などが変更されます。皆様のご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
ここ数年、多くのワクチンが日本でも接種できるようになりました。これはこどもを感染症から守るためには、ワクチン接種が重要であるとの考えが浸透してきた結果だと思います。どのワクチンも大切なワクチンなので、早期に接種することをお勧めします。もちろん、2本以上のワクチンの同時接種も可能です。今年は麻しんが全国的に例年以上に発生しているとの報告があります。麻しん風しんワクチンは1期、2期ともに確実に接種してください。麻しんは春先~初夏が流行しやすい時期ですよ。要注意です。
板野先生が講師となり、こどもの健康、病気、救急などについてわかりやすくお話しします。当日は参加者からの質問、疑問に答える形式で進めますので、興味のある方はぜひ参加してください。子ども連れで参加OKです。
秋から春先はロタやノロなどのウイルス性胃腸炎が多発しました。しかし、これからの季節は細菌性の胃腸炎、いわゆる食中毒に注意が必要です。原因となる細菌には、O-157などの腸管出血性大腸菌、カンピロバクター、サルモネラ、ブドウ球菌などがあります。これらは食品に付着していたり、調理者の手の傷などに潜んでいます。食中毒は約半数は飲食店で発生していますが、家庭での発生も全体の1割以上ありますので、十分気を付けましょう。食中毒を予防するためには、食中毒の原因を「つけない」「増やさない」「やっつける」ことが大切です。これを食中毒予防の3原則と呼びます。十分な手洗い、食品や調理器具の水洗い、除菌により菌をつけない。食品を冷蔵庫や冷凍庫で保存して菌を増やさない。十分に加熱して菌をやっつける。これらを意識して食中毒予防に努めましょう。
梅雨時は体調を崩しやすくなります。蒸し暑さで疲労がたまりやすくなったり、熱中症をおこしたりします。雨で体が濡れたままになると、風邪をひく回数も増えるかもしれません。また、ぜんそくが悪化することもよくあります。睡眠、食事をしっかりとり、元気に乗り切りましょう。
暑い日が続いていますが、元気にお過ごしでしょうか?夏本番で熱中症に注意する季節になりました。熱中症の初期の症状は、だるさ、頭痛、めまい、悪心、こむら返りなどです。これらの症状に気づいたら、涼しい場所に移動して水分摂取に努めましょう。水だけでなく、汗で失われた塩分も補給する必要があるので、スポーツドリンクなどがよいでしょう。ひどくなると意識を失ったりすることもありますよ。熱中症は予防が肝心です。日頃から睡眠や栄養を十分とり、体調を整えておきましょう。体調がすぐれない時は、無理をしないことです。小さな子どもたちには特に注意してください。自分で不調を訴えにくいので、早めに水分補給をさせましょう。また、地面に近いほうが気温は高いので、ベビーカーの乳児はより高温にさらされていると考えましょう。また、熱中症は屋外だけでなく、室内にいても高温多湿になれば発生しますので、油断しないようにしてください。
8月13日(水)~20日(水)、8月29日(金)~30日(土)休診となります。休診中はご迷惑をおかけしますが、他の医療機関や仙台市急患センターなどをご利用ください。