新型コロナウイルス関連
今年に入ってから感染者が減ってきた印象があります。当院だけでなく、県内のどこの小児科でも同じような状況です。このまま収束に向かえばよいのですが、新たな変異株出現の可能性もあるので、今後も十分気をつけたいものです。コロナワクチンはどうでしょうか?1月末の段階での県内の接種率は、5歳~11歳で30%、6か月~4歳で4%に過ぎません。確かにワクチン接種していても、オミクロン株では感染予防効果は低めです。しかし、重症化予防効果は期待できます。日本小児科学会、小児科医会、当院では接種を推奨しています。ワクチン接種後の発熱は、大人に比べ小児では極めて低いです。5月8日から新型コロナウイルス感染症は、2類からインフルエンザなどと同じ5類に分類が変更されます。日常生活のなかでの制限はかなり減少すると思われますが、医療機関では今までとあまり変わらない対応になるだろうと考えています。分類は変わっても、新型コロナウイルスの性質が急に変わる訳ではありません。基本的な感染予防対策は継続していきましょう。